最近ときどきご一緒させていただくチェンバロ奏者の方は実にいい音感の持ち主。
その方の音楽室で練習するとき僕は何台かあるチェンバロのうちの1つの前に座りフルートを吹くのだけど、時々フルートをひざに置くときにフルートがチェンバロの鍵盤に触れて音が鳴ってしまうことがある。
そんな時チェンバロ奏者の方は「ド#!ただしバロック・ピッチのね。」などとすかさず音を当ててくださるのだ。
これはもう反射のようなもので、チェンバロの音が鳴ったらご本人が喋っている間でも、センテンスを無視して「F!ただしバロック・ピッチのね。」などと言ってくださる。
接尾語の「ただしバロック・ピッチのね。」という注釈はポイントで、バロックピッチはモダンピッチよりも半音低いので、モダン奏者が聞いたら間違ってると指摘されそうだから、だそうだ。
※つまりバロックピッチのドは、モダンピッチでは半音低くシになる。
しかも、チェンバロに触れた時間が短いと音も短くなるので、「え?何やった今の?もう一回!!」とおっしゃる。すごいこだわり!!
その方には蚊の音もドレミで聞こえるそうで、夏場はとても気持ち悪いのだそうな。
絶対音感の持ち主がまわりにいたら、いろいろと試してみてください!結構ご本人も楽しそうですよ。