僕は万年思春期なんですが、ここの所物思いに耽ることが
多くて。秋だから?ちがうか。笑
僕は高校までそれなりに成績も良く、北海道の母校ではただ
一人関西の大学に行きました。
大学は立命館だったのですが、わざわざ関西の大学に行って
まで何かしたいことがあったのかと思われるでしょうが実は
何も考えていませんでした。
いや、受験生の当時は受かることに本当に必死でしたから
考えていないわけはないのですが、何でそこに入りたいのか
は考えていなかったはずです。北海道を脱出することに憧れて
いたこと(脱北といいます、笑)、そして立命館は有名な
大学なんだから受かれば将来はなんとかなるだろう、と。
案の定、受かったは良いけれど目的が見出せずに1、2年生の
頃は学校には殆どいかずにサークルに行くか家でごろごろ
している生活でした。
でも大学ってそんなもんだろうと思っていました。
そんな僕ですから大学から現在までの10年間そりゃあ苦労
も挫折も失敗も一杯して、紆余曲折ありましたが、それは
今回のテーマではないので置いておきます。
そうそう、今回のテーマは「夢」ですよ。
この10年も、今思い出せるような、人に胸を張って言える
ような「夢」というのは無かったように思います。
って、えらそうに書いておきながら、今でも「夢」と胸を
張っていえるものはありません。
世の中「夢を持つのが良いことだ」みたいな風潮があると
思うんです。しかも、大志というか、「マザー・テレサの
ような偉い人になってたくさんの人を救う」的な夢。
そういう夢のある大人になるようにしつけられません
でしたか?
そんな大志のない僕は夢の無い大人っていうことになります。
でも、僕なりにあるのですよ。
それは、「今のように健康で、貧乏に苦しまずに、好きな笛
だけずっと吹いて暮らせたらいいな」です。
小学校の作文で「夢」というテーマでこんなの書いたら
きっと赤点ですよね。
自分のことしか考えていないし、働く気もない怠け者だ、
と思う方もいることでしょう。
でもね。これが違うんだな。
この夢はおよそ社会から認められにくい夢だけに、実現して
いくためには、おそらく皆さんの想像を絶する努力が必要なんです。
好きな笛だけ吹いて生活するとは、アルバイトをしないで
暮らすということ。笛で生計を立てるには、人に感謝され、
人から必要とされるようにならなければならない。
現代は貨幣社会なので、お客様の感謝の度合いがお金に
なって返ってきます。
人に感謝されお金を頂くためには人を楽しませたり、感動してもらったりするように日々練習をしたり、芸を磨いていかなければならない。
レッスンで音楽の楽しさを伝えていくことも人に必要と
されることです。
そして、今ある自分の能力の中だけでやっていこうとすると
限界があるから、旅をして見聞を広めて、本を読み、人と会
い、自分を見つめ、レベルをどんどんあげていくことが
大事だとわかる。
こうして、最初は「自分が笛を吹いて楽しければ…」という
利己的な動機でも、とことん突き詰めると音楽で人に尽くすという発想に変わっていく。
そのことに気がついたのって、本当に最近です。
人に感謝されて自分が幸せになるなんて、本当に恵まれた
連鎖です。そして、そういうのが「仕事」というものなん
じゃないかなとうっすら感じてきています。
もちろん仕事として音楽をすると色々としがらみも出てきます
が、この道を選んで今とても満足しています。
だって、僕の夢は「健康で、貧乏に苦しまずに、好きな笛
だけずっと吹いて暮らせたらいいな」なのですから。