あまり自覚していなかったけれど、アイリッシュに対する
好みがここ数ヶ月で完全に変わってしまっている。
昔は(ごく乱暴に言うと)派手で速くて、テクニカルで
アレンジが凝ったものに特に惹かれていた。
ロックっぽいリズムのバンドの演奏が好きで、ソロ
アルバムはフルート以外は殆ど聴かなかったし、歌なんて
興味もなかった。
今はというと、中ぐらいのテンポ(リールなら1拍100前後、
ジグなら120前後)で、演奏に派手さよりもステディーな
リズムがあって、基本に忠実で、その人の個性がにじむ
ような演奏が良いと思う。
バンドの演奏は殆ど聞かなくなってしまい、無伴奏のソロ、
デュオやピアノだけの伴奏の演奏によさを感じる。
フィドルとパイプも大好きだし、歌も良いなと思う。
やがて自分でも歌ってみたい、ダンスを踊ってみたいと
すら思っている!
自分が演奏したい曲にしても、シンコペーションや、
トリッキーなメロディーのものが好きだったけれど、
今はそれらが根無し草で虚飾に思える。
セッションで演奏されるとうんざりする…スミマセン。
リージョナル・スタイル(地域スタイル)への志向も
はっきりしてきて、北部(スライゴーやベルファスト)の
音楽やスタイルがとても好きだ。
曲も、リールやジグだけでなく、他のリズムももっと演奏
したいと思うようになった。
都会的で新しいものよりも、ローカルで古いものを聴いて
いたいと思う・・・。
年だろうか(笑)
でも、教える仕事が多くなるにつれ、伝統的なものや
アイルランド人の美意識に興味が行くのは当然のなりゆき
だと思う。
好みがこう変われたことを、嬉しく思っている自分がいる。
もっとローカルに根ざした音楽を楽しんでいきたい。