2007年10月
楽器は必要としている人のもとに集まる…

いくつもの幸運に恵まれています。

僕の演奏する19世紀の多健式フルートのオリジナル楽器が手に入りそうだということを、先日のブログに書きましたね。メーカーのロッド・キャメロン氏によると、その修理は11月末には終わるのだとか。まだ購入の決定はしていませんが、試し吹きさせてくれるとのことなので、本当に楽しみに待っています。

価格については、いつもお世話になっているフルートディーラーの方によると、「この値段なら買い!」だそうです。

そして、キャメロン氏には、これとは別に、半年前にトラヴェルソ(バロック時代の木管フルート)を注文していたのですが、入金する直前になって、これと全く同じ楽器を売りたいという人が現れたというのです。
イギリスのH.Grenserの8鍵フルートで、替え管つきです。原価がUS$5600のところが、半額以下で手に入れることができることになりました。

僕はこれに、キーなしのバロックピッチの替え管も注文予定だったのですが、それをあわせてもかなり、かなり安く手に入ることになりそうです。

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殆ど演奏していないのだそうです。大事に使ってあげたい!!

そして、もうひとつの幸運は…!

去年からバロックに憧れ、来年からトラヴェルソで本格的にバロックの勉強をする計画でしたが、なんと、今年のうちに先生を見つけることができました。先日土曜日に、大阪天満宮のOAPでコンサートをされていた太田里子先生です。演奏を聴き、ぜひ習ってみたい!と直観的に思えた素敵な方でした。

バッハや共演者の方のオリジナル作品を演奏されていたのですが、演奏を聴いていてどきどき、わくわくしてくる感覚。この感覚は信じるべきです。

早速明日、第一回目のレッスンを受講してきます。すでに、来年はとても良い年になりそうな予感がする!

そして、バロックの演奏は確実に、アイリッシュやスコティッシュの演奏に良い影響を与えてくれそうな予感。本当に、本当に楽しみです。


2007年10月30日 00:07
レッスンで伝えたいこと

書きたいことがたまっているので、連続投稿します。

今日のお昼には、教室に1年通ってくださっていた生徒さんのレッスンがありました。

次回を最後に、レッスンをやめたいということでした。

こういうとき、ほかの先生はどういう反応をするのか分かりませんが、僕は自分の無力さにとても落ち込んでしまいました。

その方はフルートを買って、演奏できるようになりたいと、ずっと頑張っていました。僕は少しずつ上達していく姿を見るのが毎回楽しみでした。でも、ここ何回かは明らかにモチベーションが低下して、日ごろ練習をしている様子もなく、ずっと指導し続けていた演奏の基礎もできなくなってしまっていました。

もちろん、レッスンに来る方が皆が皆、進歩しなければいけないわけではありません。日ごろ全然練習できないから、レッスンの時間だけでも演奏できるのを楽しみにしているという方なら、レッスンの間に演奏を楽しんでいただければ、たとえ進歩がなくともこちらとしても嬉しいのです。また、僕との会話の時間を楽しみにしてくださる方もいます。

要は、生徒と講師どちらも貴重な時間を費やしているわけですから(生徒さんは更にお金も費やしています)、お互いにとって有意義な時間でなければ、お金も時間も全くの無駄なわけです。
それなら、どこかに散歩に行って、美味しいレストランで3000円のコースを食べたほうがずっとずっと有意義です。

僕は生徒さんが一人でも多く集まればよいと思っているわけでは、決してありません。最近は生徒さんが増えてきて、丁寧に一人ひとり教えることが出来る人数の限界を意識するようになりました。ある数を達したら生徒さんをそれ以上取らないようにする方針でいます。それはもうすぐそこのように思っています。生徒さんの個性も要求も無視して大量に同じような教育をするようなレッスンはしたくはありません。

生徒さんが音楽の楽しみを知り、楽器や知識にとらわれることなく音楽の基礎を身につけ、音楽を通じて何かを見つけることができたなら、どれほど講師冥利に尽きることかわかりません!毎回、どんな小さなことでも良いから何か学んで欲しいのです。

僕は、何の隠し事もなく知識も方法論もすべて教えるつもりでレッスンしています。もちろん、必要な時期に必要なものを与えることができるよう、適切な手順もまた常に意識しています。生徒さんが望み、僕が必要だと判断したら、何でも与えてあげたいと思っています。生徒さんが出来るようになりたいものがあれば、それを叶えられるように努力しています。

でも、生徒さんのモチベーションを上げることは、それとは別の問題です。

生徒さんが目的も無く漫然とレッスンに来ているだけなのに、僕があれこれ課題を出したり、目標を設定するのは無意味です。なぜなら人は、望んだものしか手に入れることができないからです。車の運転免許や資格の勉強とは違い、アイルランドの音楽を、ホイッスルを、演奏しなければいけない理由なんてどこにもないのですから。

目的の無い生徒さんとのレッスンほど、双方にとって勿体無いと思えるものはありません。逆に、生徒さんが好奇心旺盛に、スポンジのように吸収してくれると、こちらもノッてきて楽しくなり、何時間でも何でも教えたくなってしまいます(これは僕のいけないところだと思っています)。

生徒さんのモチベーションを上げるには、褒めるとか叱咤するとか色々な技があるのかもしれませんが、そんな小手先のことではなくて、根本的には自分が生徒さんの憧れになるような素晴らしい演奏や仕事をすることに尽きるのだと思っています。どうせ音楽を習うなら自分が感動できる良い演奏家に習いたいものですし、先生にとっても、自分のやるようにしか音楽は教えられないのですから。

以上の理由から、僕はレッスンで生徒さんのモチベーションをあげるために努力をしようという気にはなれません。それで生徒さんが減ってしまったとしても、その時間を自分のために使って、より魅力的な演奏家になるべく精進すべしと言われているのだと、考えるようにするつもりでいます。

こんな諺を思い出します。

You can take a horse to water, but you can't make him drink.
馬を水辺に連れて行くことは出来るが、馬に水を飲ませることは出来ない。

練習して、もっと魅力的な演奏家になるぞ!!


2007年10月29日 23:35
音楽の大事なこと

今日の生放送、見てくださった方いらっしゃるかな?

DJのアズマッチさんにティンホイッスルをお教えするというコーナーで、事前に番組編成の方からポイントを3つ用意してくださいと頼まれ、考えた末に下記のようにお答えしました。

①然るべきタイミングで、
②然るべき音を、
③心をこめて、自由に吹く。

ティンホイッスルのコツというよりも、これって音楽そのもののコツであり、もっと考えると世の中の色々なことに当てはまるかもしれませんね。
たとえば、会話のテクニックは「然るべき言葉を、然るべきタイミングで、心をこめて話す」だし、お金の使い方も「然るべき時に、然るべき金額を、大切なものに対して払う」だし、料理のコツも「然るべき調味料を、然るべきタイミングで、心をこめて投入する」かも!?

字義通りに解釈したら、リズムをはずさずに、音程をしっかり取って、心をこめて演奏するということ。でも、それだけではありません。

①の然るべきタイミングというのは、安直に、メトロノームのあわせたようなタイミングで、というわけではなく(それが出来るのは当然として)、そこに必要なタイミングの音であること。

②は、音程をきちんと取る、というだけではなく、必要な音を、必要な数だけを選ぶということ。

③は、コンピューターみたいに正しい演奏や、教科書的な、または何かのコピーではなくて、その人の音を素直に吹くということ。

これは音楽の最も基礎にして、実はプロでも中々出来ない、とても難しいことかもしれません。僕の周りの音楽家を見てみても、これをきちんと出来ている人は失礼ながら殆ど見たことがありません。そして、偉そうに言っておきながら、今日の生放送の演奏では僕はまだまだ全然出来ていないことを告白しなければいけません・・・。

もっと練習しなきゃなあ。ああ、明日はたくさん練習しよう。


2007年10月29日 23:04
明晩 テレビ出演します

急ですが、明日(月曜日)の20時ころから、Music Japan TV (J-POP専門音楽チャンネル)
の「生リク510」で、イリアンパイプス奏者の松阪健さんと生出演することになりました。

下記のチャンネルで見ることが出来ます。

CS放送 「スカパー!269ch」
「e2 by スカパー!321ch」
IP放送 「スカパー!光」、「オンデマンドTV」、「BBTV」、
「K-CAT eo光テレビ」
その他 「モバHO!」「全国CATV局」

もし良かったら見てみてください!


2007年10月28日 01:15
和歌山旅行に行ってきました!

おとといまで、3泊4日の和歌山旅行に行ってきました。
関西でありながらも大阪から最も遠い場所よ呼ばれ、これまで日帰りで白浜までしか
足を踏み入れたことの無い和歌山。南紀、熊野のディープな世界を堪能してきました。

山、海、瀧、お寺に神社、温泉、美味しい料理。
もう本当に最高です。ビバ和歌山!

昨日は仕事が詰まっていたのですが、まだ現実に戻れていません…。

おっと、今日はfieldでライブですね。頑張ります。


2007年10月27日 12:16
10/27 無料ライブのお知らせ

今週末のfieldライブの宣伝です。

【時】10/27(土)20時~22時
  「スコッティ・ティッシュレジームの脱却」
【演奏者】hatao:flute 生島徹guitar
【所】アイリッシュパブ field
 京都市 烏丸錦東
【料金】無料 投げ銭制

スコティッシュ中心の選曲です。
投げ銭制なので、お気軽にお越しください。


2007年10月22日 07:29
今日だけのバタド・リユニオン!?

今日は、バタードッグスでライブをしていたお店によく通ってくださったカップルのお客様が結婚されるというので、お祝いの演奏にお招きいただきました。メンバーがそろうのは本当に久しぶり、楽曲もまたひさしぶりでしたが、練習のおかげか、とても良い演奏が出来ました。

お幸せに!!

ここ3日ほどブログの更新ができませんでしたが、毎日毎日いろいろな出来事が起きて、人生って本当に飽きないものです。毎日書きたいことが山積みなのですが、ずっとパソコンにむかっているわけにも行きませんので、折を見てまた、レポートを書きますね。

そうそう、mixiに登録しています。こちらでは、音楽にあまり関係のない日常生活のつれづれを書いています。もし良かったら覗いてみてください。

http://mixi.jp/show_friend.pl?id=41173

明日は岡山に演奏に行ってきます!


2007年10月20日 21:22
「もしも・・・が出来たら」

「もしも、こんなことが出来たら。」

出来たらよいなと思うことを考えてみてください。

ただし、「顔がもっとよければ」とか、「お金もちの家に生まれたら」とか、
「一日が30時間あったら」とか、自分の意思や努力ではどうしようも
ないことはだめですよ。

小さいことから大きなことまでたくさんありますよね。

僕のを思いのままに書き出してみます。
だって、僕の日記なんだもの、好きに書いてもいいじゃない。

歌や踊りが上手だったら。

英語がネイティブ並に喋れたら。

絵が上手だったら。

文章が上手だったら。

イラストレーター(ソフト)が自由に使いこなせたら。

ヨガやアレクサンダーテクニーク(検索してみて下さい!)ができたら。

自分の畑の野菜で暮らすことが出来たら。

料理や掃除や家事がもっと上手に出来たら。


たくさん見つかるでしょう。
でも、僕達の持っている時間も注げるエネルギーも限られている。
ついつい「いつか~」をつけてしまうと、ずーっと先延ばしになるもの。
だって、僕は10年前から同じような夢を持っていたのですから!

たから、簡単なことから挑戦してみています。

最近、ダンスに誘われても恥ずかしがらなくなりました。
(コーラスで)歌も歌うようになりました。そしたら自分の声が好きになりました!
猫の額くらいのうちの庭の雑草を抜いて、野菜を育て始めました。
お酒をやめて、ヨガなどの習い事をしようと考えています。

挫折しても、またやればいいんです。
やりたいことをやるのは、楽しいことですから。

今、買って手元に置いておきたい本はこれです。
『1歳から100歳の夢 』

100人の夢がつづられています。人って、人生の色々なステージでつねに生まれ変わりながら生きているんだなあ。100歳の方の夢には、ついつい泣きそうになりました。

人間の一生は、一炊の夢。

もしも・・・が出来たら。究極のそれは、
「健康で、悩み苦しむことなく、一日一日を心豊かに、充実して生きていきられたら」。


2007年10月19日 21:43
小学生に襲われる

昨日は昼にフルートのレッスンをしました。

やろうと思っていた内容がぎゅうぎゅう詰めになってしまい、レッスン後に生徒さんも僕も時間があったので少し近くの公園で練習をしました。天気の良い午後です。

近くに小学校があるので、公園の子供たちは僕たちに興味津津。そしたらその中の勇気ある小学生の女の子二人がやってきて、なにか話しかけて来ます。

女の子「こんなところで何してんの?」

僕「フルート吹いてるんだよ」

女の子「だから何でここでしてるの」

僕「ここで吹いたらだめかい?あそこの子供たちと同じで、ただ遊んでるだけだよ。」

子供たちには、公園でフルートを吹く人は珍しいようです。
そのうち子供たちは慣れて来たのか僕たちにさらに絡んできます。

フルートに触りはじめて、「ドレミ吹いてー。」などと言ってきます。「早よふいてやー。」でも、興味が散漫なので、あれやってこれやってと大変!やがてベンチにあった僕の携帯を取り上げて、
「あんたらカップルやろー?チューしてーやー。」

僕「カップルとは違うから、チューはしないよ!」(^^;)

おいおい、なんてませた子なんだろう…結局、写真を撮られましたが。

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今度は生徒さんの髪を結ってあげると言い出し、クシャクシャにされてました…

でも、ひとつ深い疑問もぶつけられました。公園のホームレスを指差して

女の子「あの人はよどっか行ったらいいのにな。」

僕「あの人は困っている人なんだよ」

女の子「だったら助けてやりいや」

僕「そうだね~…」

女の子「家に住ませてやったらいいやん。臭いから嫌なんやろ?」

僕「でも、世の中にはそういう困った人はたくさんいるしさ」

女の子「みんなの世話はでけへんっていうこと??」

うまく言えませんでしたが、そういう理由じゃなくて、自分の出来ることと出来ないことがある、世の中には自分から望んでホームレスになる場合もあること、直接お世話をすることだけが助けてあげる唯一の方法じゃないこと。

色々言いたいことはあったのですが、わかってもらえる自信がなかったし、どれも大人の欺瞞のような気がしてしまいました。子供のものの見方・ものの伝え方に、ハっとしてしまいました。
結局ちっとも練習になりませんでしたが、なんだか楽しくも、不思議な気持ちの夕方でした。

※写真は生徒さんの許可を得て掲載しました。


2007年10月16日 17:11
これは面白い

フィンランドのバンドだとか…?

最後、右の人のおしりが半分出ていますね。
これってコミックバンド?それともまじめなバンド?

へんなネタですみません~。


2007年10月15日 10:59
オール阪神さんに会ったよ

昨晩は梅田スカイビルのビール・サミットで演奏。大勢のお客さんに囲まれた中央ステージで、とっても盛り上がりました!モニター(音響の返し)が弱かったので、アイリッシュ・フルートの低音域では全然聞こえず、ずっと2オクターブ目、3オクターブ目での演奏。どんな感じだったのでしょう!?

ビールサミットは、世界各国のビールが出展して、音楽やダンスのステージを楽しみながらわいわい盛り上がるお祭り。今年初めてお仕事をいただきました。もちろん、ギネスをプロモーションしました。

さて、その会場にたまたまオール阪神さんが奥さんの良美さんといらっしゃってて、モルツ・プレミアムを買って飲んで、クジに当たったら景品として良美さんの本がもらえるというので、挑戦してみました。
結果、見事本を勝ち取りました!共演者の僕の太鼓叩きの友人は残念ながらスカ。
でも、会場に来ていた僕の小さな生徒さんは、見事当たっていました。笛吹きは強運!?

オール阪神さん、テレビで見るのと雰囲気ちがう!電車でいても気づかないかも^^;

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2007年10月14日 18:03
オリジナル楽器

先日、カルフォルニア在住のフルートメーカーのRod Cameronからメールが届いた。Rudall & Roseのオリジナル楽器のシリアルNo.769( Pitch=440、柘植、リング部分は象牙 ) が手に入った。修理したら使ってくれないか?とのこと。

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 Rudall & Roseというのは、1830年代にロンドンで発展したフルート工房で、大変優れた木製・多健式フルートを生産したが、その後おそらく50年代にベーム式フルートの生産に切り替えたため、この工房の多健式フルートは本数が少なく貴重な楽器となっている。アイリッシュ・フルートはRudall & RoseやPrattanといったメーカーのフルートがモデルになっている。

 ちなみに僕の今吹いている楽器はこれの復元楽器だが、そこに音程の改良やH足部管など製作者独自の意匠を加えたものとなっている。

 オリジナル楽器というのは、歴史的楽器またはピリオド楽器などとも言われるが、大昔に生産され現存する楽器のこと。Rudall & Roseは本数が少ないので本当に貴重なのです…

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 オリジナル楽器は時代が経っても価値が下がらず、それどころか上がるばかりだし、歴史的楽器を演奏するという正当性にもとても惹かれるものがある。なぜなら、その音色は当時の響きなのだから!

 そのため、オリジナル楽器を所有することに大変興味があるものの、ひとつ気になることは、現代に生産される多健式フルートの復元楽器が、必ずしも当時のものより劣ってはいない、むしろ改良が施されて更によくなっている可能性が高いことである。

 多健式フルートは19世紀初頭からロンドンやドイツ(ドレスデン等)で花開いたものの、デザインに統一規格がなく、メーカーが様々な試みをしていた。しかし、ついにその完成を見ずに、全く異なった哲学を持ったベーム式フルートが登場してしまったため、開発がストップしてしまったのだ。

 ベームの登場がもう少し遅ければ、更に素晴らしい多健式フルートが完成していたかもしれない…!?

 現代の復刻メーカーは、そこを更に追及して、チューニングや音色に改良を加えている。
 果たして、オリジナル楽器の演奏性能はいかに。
 そして、その楽器は僕の演奏する音楽にどのように使えるのだろうか。

 Rodは、修理が完成したらとりあえず送ってくれるとのこと。とっても楽しみだ!


2007年10月12日 07:53
今週末!多国籍音楽PEVARライブ

今週日曜日に、京都のウッドノートでライブがあります。

■欧州民族音楽楽団 PEVAR(ペヴァル)
10月14日(日) 14:30open 15:00start
 チャージ:1,800円+1drink(別途)

メンバー;
すばる(ヴォーカル)
吉田文夫(アコーディオン、コンサーティーナ)
赤澤淳(ブズーキ)
hatao(アイリッシュ・フルート)

場所;京都一乗寺(叡山電鉄一乗寺駅そば) 喫茶Wood Note

内容は、
歌もの:フィンランド、イングランド、ハンガリー、他
楽器もの:ウェールズ、ブルターニュ、ブルガリア、他

すばるさんの歌ものユニットとして2年前に登場し、今回は関西ヴァージョンとして
赤沢さん、吉田さんのお二方に参加頂いています。

僕には珍しくアイリッシュが一切入っていないのですが、様々な国籍の
優れたメロディーの曲を集めました。

演奏者もとても新鮮な気持ちで取り組んでいますので、ぜひお越しください。


2007年10月11日 05:36
チンドン屋

 学生時代からお世話になっているチンドン屋の親方から、いまでも年に数回ですが声をかけてもらっています。学生の時には、所属していた民族音楽サークルでイベントの告知なんかのために街にチンドンに出たり、ボランティア的な出演依頼を受けては部員を募って幼稚園や商店街に行ったものでした。

 最初は普段着のままでチンドン太鼓を鳴らしながらやっていたのですが、やがて着物を着たり、メイクをしたりで、みんな結構凝っていましたね。歌あり楽器あり、今考えると結構ヴァラエティーに富んでいたなあ。

 そんな活動をしていた大学生の頃、親方と知り合い、いろんな場所で仕事を経験させてもらいました。新年カウントダウンパーティのために岐阜に行ったり、姫路城の前の公園で弾いたり、寒い中薄着の衣装で街を歩いたり、デパートで獅子舞を舞ったり…気まぐれで学生には厳しめな親方でしたが、今では思い出に残る仕事の数々です。

 やがてその中から、プロの楽器奏者や歌手になるものもあれば、大手チンドン屋に入社するものもあり。まっとうな会社員になるものあり。皆にとっても、しんどいながらも良い経験だったのではないかと思います。

 昨日は親方に召集されてその頃の仲間と一緒に大阪の福島で仕事。こんな機会じゃないと中々会わないけれど、みんな学生時代に一瞬で戻るようです。

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 新装開店した高架下の居酒屋の宣伝ビラまきです。チンドン屋は、古い商店街とか場末の居酒屋とか競輪場とか、おっちゃんおばちゃん達の集うスポットにご縁があるみたいです。そんなところも面白い!

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 店先の道路にステージを組んでいたのですが、着くなり警察官が来て、道路の使用許可を取っていないから撤去しなさい、と、もめています。そりゃいかんよね。警察が来るなんて初めて!

 やがてステージは撤去されたのですが、それは僕らのためのステージではなく、カラオケ大会のためのものだったらしい。僕らは駅前で流し。僕はチンドンではケーナを吹きます。僕が吹くケーナはいまや貴重ですよ!めったに吹かないので下手になったけど…。

 「竹に雀」「千鳥」「東京節」「天然の美」…懐かしい昭和以前の曲の数々ですが、僕にとっても学生時代を思い出して懐かしい!

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 お店は大繁盛、僕らもビールをご馳走になって、機嫌よく帰りましたとさ。

 普段はお店の中やコンサート会場でしか演奏しませんから、屋外の街中で堂々と笛を吹けるチンドンは楽しいですね~。また、呼んでほしいな!


2007年10月10日 05:40
教師も壁にあたる

 昨日は よみうり文化センター 堺校のティン・ホイッスル体験講座の日。

 読売新聞にも広告掲載され、認知度のまだまだ低いティン・ホイッスルと僕なのに、9人もの方が興味を持ってくださり、体験応募をされた。

 堺は去年に演奏の仕事で初めて行って以来。偶然にも去年の仕事場のホテルの隣のビルだ。尼崎からは電車を乗り継いで1時間強。電車の中では、90分の持ち時間の中でどんな順番で講義をしようかな、と構成を練る。資料(音源、写真、地図、歌詞や運指表)も準備万端。

 初回レッスンは楽器の紹介(歴史・構造・様々な同属楽器)、音楽の紹介(ケルトについて、ブリテン諸島とアイルランド音楽の概説、実演つき)、体験(運指、タンギング、練習曲)がメインになるが、生徒さんの反応に応じて臨機応変に、飽きられないように進める。

 解説ばかりにならないよう実例を演奏で示したり、説明が続いたら生徒さんに吹いてもらったりという調子だ。大まかなテンプレートがあるので、いずれは台本を作ってしまえば講義の完成度が上がるかな・・・とも思っていた。

 音楽と楽器を基礎から丁寧に教える技術と情熱には自信があった。

 開講30分前に堺に着くと、係りの方に教室に案内され、ラジカセやホワイトボードを確認し、資料の整理をする。この流れも慣れたものだ。今日の目的は、ティン・ホイッスルという楽器を知ってもらい、ティン・ホイッスルによっていかに簡単で手軽に音楽を楽しめるのか、魅力を伝えること。

 待合室で時間になるのを待っていると、体験を申し込まれたという老齢の女性が、コーヒーを飲みにいらっしゃった。係りの方によると、ケルトの音楽に興味があり、開講を心待ちにしていたそうだ。こうして期待して下さる方がいるのは本当にありがたいことです。

 生徒さんが集まり、係りの方に紹介され、教室が始まる。今回のグループは楽器の説明の途中でなんとなく集中力が途切れるのが分かったので、とっさに楽器の体験に切り替え。
 楽器と運指表を配布し、いつもやっているとおりに運指を説明する。冗談を交えながらも、どんな人にも視覚的・聴覚的に理解しやすく、確実に音が出るように配慮しながら。

 今回の生徒さんの殆どは女性で、年齢層は幅広い。下は僕より若いくらいの方から、上は先ほど見えた女性が最高齢と思われる。「皆さんは小中学校でリコーダーを習われたと思いますが、ティン・ホイッスルはもっと簡単な運指です…」こんな語り口で運指を紹介していく。

 みんなで音を出す。確実な音から順番に指を下ろしていく。その途中でひとり、違う音が鳴っている方がおられる。先ほどの老齢の女性が、どうしても左手薬指を適切な位置に置くことができないのだ。

 そばに行き、指のここのあたりですよ、と示すのだが、女性がおっしゃるには左手を怪我して手術して以来、うまく薬指が動かないのだそうだ。それでもきっと方法があるはず・・・と思い、手の形や指の形をいろいろ試す。しかし、右手の指に移ったとき、また左手の薬指の位置がずれてしまう…。笛は指を適切な位置に置かないと、目的の音が鳴らない楽器だ。

 しかしグループ・レッスンなので、みなを置いて一人だけにレッスンを時間を割くわけには行かない。かといって、一人を置いてけぼりにはできない。葛藤していると時間がどんどん無くなるので、運指をそこそこに実演に切り替えて、それが終わったら今度は運指が関係ないタンギングの練習に切り替えて…。タンギングの練習ではその方はきちんと理解して、とても上手に音を切ってられたので、安心。

 時間を押してしまい、目標だった3曲の練習曲(童謡など)のうち1曲しかできなかったが、なんとか2オクターブ目の出し方、C#とCナチュラルの出し方を講義して、次回につなぐことにする。

 講義をなんとか終えて、運指の良い解決法を探せないものかと女性にお話に行く。すると、昭和一桁代のお生まれのその方は、戦前の小学校(国民学校)では物資が足りず、リコーダーや楽器は習わなかったそうだ。だから、今日生まれて初めて笛を吹いた、とのこと。

 リコーダーは学校で皆が習うものだと思っていた自分の無知に愕然とした。なんてもの知らずだったんだろう。
 これだけ親切丁寧に説明しているのだから、どなたにも分かってもらえるだろうと思っていた運指の解説。しかし、笛を始めて吹くのだから、理解できないのも当然かも知れないと、自分の傲慢さを反省した。

 そして、高齢になっても新しい楽器に挑戦される意気込みに、ケルトの音楽を習いたいと切望されていたご期待に応えられるように頑張らなくては、と決意を改めたのだった。

 ティン・ホイッスルやアイルランドの音楽に興味を持ってくださった方全員に、音楽の楽しさや素晴らしさを分かち合ってほしい。技術や理論よりも、仲間と集まって演奏する楽しさを第一に伝えたい。ついていけない人が、自分のせいで周りの生徒に迷惑をかけていると思ってほしくない。参加者全員が仲間意識を持って、お互いに助け合いながら音楽を楽しんでほしい。

 そのためには、教師としてどうしたらよいのだろう。

 音楽を教えてもう5年になる。昔は、既になんらかの楽器を演奏していてアイルランドの音楽に興味を持っている若年層が生徒さんの中心だったが、大手のカルチャー講座を担当するようになって、楽器未経験者で、アイルランドの音楽を聴いたことがない、幅広い年齢層の生徒さん(下は小学生、上は70代)に教える機会を頂けるようになった。

 これまでの5年の間に教師としての経験を積み、どのような仕組みで演奏が成り立ち、どのようなステップを踏めば無理なく上達できるかの方法論には自信を持っている。しかし、人間はティン・ホイッスルのような工業製品の規格品ではない。誰にでも通用するメソッドなんて存在しない。これだけ教えたら、これだけ上達していて欲しいと思うのは教師のおごりだ。

 教える技術には自信がある、と自惚れている場合ではない。教師として更に経験を積み、一皮むけるようにこちらも必死に頑張らねばならない。

 体験をした9人中7人の方が即時に入会していただき、好調のスタートを切ることになったが、次期も全員が継続して頂けるかどうか、僕の資質が試されている。


2007年10月09日 09:16
近況報告

先月はメルマガが発行できずじまいですみません。
10月に入ってからなんだかやたらと忙しくて、ブログの更新も滞っています。

とりあえず、元気に笛を吹いています。
万笛博覧会前後で生活のリズムが乱れてしまったのですが、これから
秋の良いシーズン、練習に励みたいと思っています。


2007年10月08日 12:50
笛吹きクリニック

僕がけがをしたら、ここに行こうと決めています。

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2007年10月07日 13:45
バロック・フルートの日

先週、バロックフルートの方のおうちを尋ねました。テレマンのファンタジーで楽しみました。いやー難しい・・・。本当は日記にしようと思ったのですが、タイミングを逃したので写真だけ公開します。

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2007年10月06日 13:48
笛巻き用の糸

フルートのジョイントに使う糸を紹介して頂きました。繊維問屋や手芸店で買えるそうです。
これを巻いてから蜜蝋を塗ると良いそうです。

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2007年10月05日 13:50
万笛博覧会 後夜祭

笛子の楊さんの家で遊んだときの写真です。中国の笙のなんと大きなこと!小型パイプオルガンのようです。

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2007年10月04日 13:52

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