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東京出張のレポート②
2008年4月19日 08:52

さて、1日目の晩に"in F"に見に行ったライブのことをレポートします。

"in F"は、僕が学生のころから応援しているミュージシャンが多数出演している東京の名門ジャズライブハウスで、ずーっと行きたかったお店です。ここ数年で知り合ったミュージシャンも出演しているので、益々興味が募るばかり。大泉学園の駅に降り立つと、東京都心とは雰囲気がちょっと違い、郊外の住宅街といった趣き。ここにライブハウスが?と思いつつも地図を頼りに歩いたその場所は、小さな雑居ビルでした。in Fはそこの3階に入っています。
店内は客席数20くらい、立ち見でも30人入るかどうかという感じでした。音や金時にしても、ビストロ・サンジャックここにしても、僕の中では「ビッグネーム」なお店なので、このギャップには慣れたとはいえ、やはり不思議なものです。

ライブは僕を入れてお客さん7名で、時間を過ぎたころに巻上さんのMCからスタート。今晩は、即興アバンギャルド系ということは知っていましたが、想像を超えたものでした。メロディも、リズムも、ルールもほとんど見えない各人の即興演奏が同時に繰り広げられ、時々絡んだり、ほどけたり。1曲は15分くらいあって、それが3曲終わったころ、前半が終了。後半はソロから始まり、同じように即興のステージでした。

声の巻上さんは、歌詞のまったく歌わずに色々な声色を駆使して面白かったのですが、チェロの坂本さんは、ペンチで弦を引っ張って弾いたり、オルゴールをボディに擦り付けながら引いたり、電動ドリルで弦を弾いたり、シンバルを弦に挟んで引いたり…こちらが「もうやめてあげて!!」と思うようなパフォーマンスで、心に痛いものでした。なんだか、過激なSMプレイのような…とにかく、これを喜んで見るお客さんってどうなんだろう、と思ったり。すでに、チェロの音の出し方では無いわけですから、チェロではなくても良いような。どんなのか想像のつかない方へ。こんな写真が見つかりました。

 なんというか、この理解不能なステージに、今日もまた大いに刺激を受けてしまった。こういう前衛音楽を演奏する人がいて、その演奏を広い心で上演しているライブハウスがあり、それを楽しみに見に来るお客さんが、(大都会東京にたった6人とはいえ)いるというのが、やはり大阪では考えられないことなのですよ。東京はやはり刺激的な街だなあとの想いを新たにしました。

それに、ここ(や、音や金時やサンジャック)に出演しているミュージシャンは、ジャズや民族音楽でトップ・プレーヤーばかり。例えば、前日は詩人の谷川俊太郎氏が、ご子息の谷川賢作さんと出演されていたし、ラテンフルートの第一人者の赤木りえさんのライブもあるのです。谷川さんといえば、少なく見積もっても日本国民の7割は知っているでしょう。新聞に親子で共演の広告が出たら、1000人は集まるかもしれません!?本当に不思議なものです。

さて、東京2日目は、プロキオン・スタジオで出版を企画しているティン・ホイッスル教本についての打ち合わせ。プロキオンは、「クロノトリガー」で知られる作曲家の光田康典さんの会社です。

国内で初となる本格的なティン・ホイッスル教本だけに気合が入っていて原稿量がものすごいのですが、ページ数が多くなることを心配していると、「ケチらず作っちゃいましょう!」とのお言葉を頂きました。実は去年秋には出来るはずだったのにお待たせしてしまいますが、これは期待してください!

打ち合わせに花をプレゼント。大きな花はガーベラ、小さいのはスイートピーとのことです。お花屋さんに、「キンギョソウですか!?」と聞いて笑われました^^;
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さて、午後からは今回の目的であるEMPのCD作成です。某所で待ち合わせをしていたら、吉原さんが、ティン・ホイッスル奏者の安井マリさんと偶然遭遇なさったとのことで、初めてご挨拶しました。引き合っている!?

録音スタジオの様子。
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2週間前にほぼ録り終えていたので、今回は追加テイクや録り直しだけで、時間的にも余裕があり、納得の行くまでつくりました。完成が実に楽しみです。

録音スタジオを出る頃は雨が降っていました。その後は新宿のディスクユニオンやタワーレコードでCDを買い漁り(5枚くらい買ってしまった)、晩御飯を食べてバスに乗りました。

東京に行くと、毎回、刺激を受けます。時々、仕事が無くても刺激を求めに行ってもいいかもなあ!と思いました。次に上京するのは来月のザッハトルテ・レコ発ライブですね。楽しみにしています。

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