Country Danceのルーツは、おそらくイングランドの17世紀のダンス曲集the Playford Collectionあたりにあるのではないかと思っています。
当時、流行り歌に簡単な振り付けをして踊るのが流行したようで、曲集と舞踏譜を編集した曲集が、John Playfordによる"Playford Collection"です。ここには500曲以上もの曲が、メロディのみ記されています。

現代活躍する古楽バンドでも、ごくまれにPlayford Collectionの曲を演奏するものがありますが、まだまだ世界的に見ても全然認知されていません。
そのひとつで最近気に入っているのが、Hesperusというアメリカのバンドです。本来は古楽を演奏するメンバーで構成されていますが、スコティッシュ・フィドル奏者のBonnie Rideoutがゲスト参加しており、民謡風でかつ古楽風という、ユニークなサウンドになっています。

この手の音楽は古楽と民族音楽の区別のつかない部分でもあり、古楽演奏者と民族音楽演奏者との共同作業ではないと、なかなかうまく再現できないのではないでしょうか。
僕がゲスト参加させて頂いているEnsemble Trineでは、Playford Collectionの演奏に取り組んでおり、来年3月のフェニックスホール公演では、全曲プレイフォードで構成する予定となっています。チェンバロ
ガンバの他にハーディガーディやバグパイプも登場し、日本では画期的な試みとなるでしょう。
(続く)