能管奏者の一噌幸弘さんの引きいるグループ「しらせ」の新作「よしのぼり」を聴きました。
編成は一噌幸弘 (能管、その他)、山田路子 (能管、篠笛)、壷井彰久 (ヴァイオリン)、高木潤一 (ギター)、村中俊之 (チェロ)、吉見征樹 (タブラ)、茂戸藤浩司 (太鼓)。
邦楽の3人、民族音楽系のタブラとフラメンコギター、クラシックのチェロ、ロックのヴァイオリンというミックスな編成で、一見、どんな音楽なんだろう?と思わされますが、一噌さんのオリジナル曲を、すさまじいテクニックで演奏しています。
室内楽風でもあり、邦楽風でもある。どこか、中世・ルネサンスやバロックの香りもありつつ、全体的にはプログレ・ロックである。一言では言えないのですが、色々な様式が高度に昇華されて統一感のある音楽になっており、とにかくすごい作品です。現代の日本にしか生まれえない、絶品のアコースティック音楽。

一噌さんは何年もファンで、作品は殆どすべて聴いてきたのですが、これまでの中では最もカラフルな音で、どの音楽ファンにも魅力のある作品になっていると思います。また、楽曲がとても高度で、一噌さんの作曲力がどんどん進化しると感じます。どの曲もすべて良かったです。
一噌さんは、はっきりと、天才だと思います。
これまで、一噌さんのような世紀の逸材が、なぜ一部の人にしか知られず、笛吹き、いや、音楽ファンの間でも話題にならないのかと、悔しい思いです。確かに、メジャ-になりにくい音楽ではありますが、聴いてみれば、ライブを体験すればきっと魅了されるはず。僕のまわりの人や海外の友人にもどんどん一噌さんの音楽を紹介して応援していこうと思っています。
レビューはこちらにもありました。
http://d.hatena.ne.jp/CloseToTheWall/20090130/p1amazonでは取扱がありません。このあたり、せっかくCDを作るのならもうちょっとプロモーションに力を入れられては、と思うのですが・・・
こちらから通販で入手できます。
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