アイルランド最大のサマー・スクール、ミルタルン・マルベイに再びやってきました。
なんと10年ぶりの参加でしたが、僕が参加した数日間は天候に恵まれず雨続きで、人も少なかったです。10年前は、道にあふれるほどの楽器店や雑貨屋が出て、人があふれるほどでした。地元の人も同じように感じているようで、景気の悪化と、アイリッシュ・ブームの沈静化を肌身に感じています。
楽器店が3軒もあったのには驚きました。この街が活性化するのは年に1週間だけなので、もちろん、この時期限定なのでしょうね。京都のパブ「field」に通っていたマテオが、楽器店で働いていて嬉しい再会を果たしました。彼なら広めてもらえるだろうと思い、ソロCD「縁」を渡してきました。

地区センターで開かれた火曜日のフルート&ホイッスル リサイタルでは、20人を超える奏者が1人1セットずつ演奏していくという贅沢な形式でした。
ほとんどのプレーヤーを知っていましたが、CDでは聴いていたものの初めて見る奏者も多く、さまざまなスタイルが楽しめました。
アイリッシュ・フルートに関して言えば、やはりしっかりした音色とリズムの奏者により心が惹かれます。Aoife Granville(イファ・グランヴィル)という奏者や、Louice Mulcahy(ルイーズ・マルカヒー)という女性奏者が新しい発見でした。
大御所では、ホイッスルのSean Ryanが超絶的で目を見張りました。Paul McGrattanは、スローエアーのEaster Snowを演奏していました。10年以上前のCDに収録した曲ですが、18番なんですね。
ケリーのフルート奏者Billy Clffordは、モダンフルートで流れるようなリズムで演奏。僕の最初の師匠のEamonn Cotterは、ずいぶんお腹が出てました^^;
彼は喉の代わりにタンギングを多様するスタイルですが、フルート界では異色であることがよく理解できました。最初に受けた影響って大きいですね。
地元在住のティン・ホイッスル奏者Brid O'Donoghueは、クレアらしい懐かしい感じのスローエアーでしみじみしました。最後はロスコモンのJohn Wynneと老Patsy Hanleyのデュエットで、大盛り上がりでした。
木曜日は、クレア名物タラ・ケーリーバンドのケーリー(ダンス会)を少しだけ見てきました。町外れの臨時特設会場で、10名ほどのメンバーのダンス・バンドで、200人以上はいるかと思われるダンス愛好家が踊っていました。
クレアには16個のケーリー・バンドがあるそうですが、中でも人気1、2位を争うのが、このタラ・ケーリー・バンドとキルフェノーラ・ケーリー・バンドです。タラ派かキルフェノーラ派かで好みがはっきり分かれるそうで、お互いのバンドが口も聞かないという時代があったとか。
僕が到着したときには、フィドルのマーティン・ヘイズがソロを弾いているところで、人垣ができていました。
僕はもともとは見学だけで踊るつもりは無かったのですが、日本人ダンサーの皆さんに誘って頂き、参加しました。東京から参加のダンスの女性にうまくリードして頂き、カレドニア・セットというダンスで、5曲くらい踊ったでしょうか。とっても楽しかったです!
ダンスをしているとき、何の曲が演奏されていたかなんて分析もできなくなり、ただリズムに体を揺らし、流れに乗って踊るだけで、とても幸せな時間・・・。
ダンスのとりこになってしまう気持ち、わかります。一緒に踊っていただいた皆さん、ありがとうございました。
今日は再びドゥーリンに戻ります。